購入前に知っておきたい不動産ワード-不動産コラム「地番・公図・測量図って?」Vol.41購入前に知っておきたい不動産ワード-不動産コラム「地番・公図・測量図って?」Vol.41 | センチュリー21グローバルホーム
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購入前に知っておきたい不動産ワード-不動産コラム「地番・公図・測量図って?」Vol.41
購入前に知っておきたい不動産ワード
地番・公図・測量図って?
前回、登記簿謄本の説明をさせて頂きましたので関連する用語等にも少し触れておきたいと思います。
(1)地番とは?
皆様は、「住所」が2種類あることをご存知でしょうか?
(1つ目)住居表示としての住所
日頃、皆様が使っている住所は主に市役所の住民票や、郵便に使われている住所で、厳密には「住居表示」と呼ばれるものです。普段の生活ではこちらしか使う機会はないかと思います。(2つ目)地番としての住所
もう1つの住所は「地番」といって、主に法務局と税務署が使っている住所になります。地番と住居表示は「○丁目」までは共通ですが、それ以降の番号が違う場合が多いです。
なぜこのようなものが存在するかといいますと、住居表示は地域によってお隣同士全く同じ番号になっていることがあります。不動産の管理をしようとしたときや、税金の手続きをするときにはこれでは不都合が生じます。すべての不動産に固有の番号が無ければならないのです。
故に地番は同じ番号は一つしか存在せず、それぞれに必ず違う番号が振られています。区画整理がきれいに行われている新しい街並みの地域では、地番と住居表示が一致するケースもあるのですが、都内でもそこまで多くはありません。
地番は不動産の取引を進めていくときに何かと目にする機会が多いので、よろしければ覚えておいて頂けますと幸いです。
(2)公図とは?
これは不動産取引を経験していなければ見る機会はほぼないものだと思います。
登記簿謄本と同様に法務局管轄の公的な書類で、土地の形状を簡易的に表した地図に地番が書き込まれたものになっています。土地の形状は大凡現地に似た形状になっていますが、「それぞれの土地がどのように接しているのか」という境界線の図示を最優先に描かれている為、実際の地図とは見た目がかなり異なっています。
見慣れないと、中々ここから情報を得ることは難しいかもしれませんが、先にご紹介いたしました「登記簿謄本」と、後にご紹介させて頂く「測量図」と合わせて土地の資料としては非常に重要なものとなりますので、役割と簡単な見方だけは覚えておいて損はないと思います。
(3)測量図とは?
公図とは打って変わって、実際の現地の形状を正確に書き記した書類です。
現地に対して「〇分の1」と言った縮尺でしっかりと書かれており、土地家屋調査士という有資格者によって作成されます。
詳しい見方については、以前お話させて頂いてますので、ここではご紹介のみにとどめさせていただきます。
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次回は、「地番・住居表示」からです。
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