登記簿謄本ってご存知ですか?-不動産コラム「家を買うという事」Vol.40登記簿謄本ってご存知ですか?-不動産コラム「家を買うという事」Vol.40 | センチュリー21グローバルホーム


  • 登記簿謄本ってご存知ですか?-不動産コラム「家を買うという事」Vol.40



    家を買うということ

    登記簿謄本ってご存知ですか?


    今回はご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが「登記簿謄本」についてご説明していきたいと思います。

    (1)登記簿とは?

    まず、皆様は「登記簿」についてはご存知でしょうか?

    これは皆様にとっての戸籍にあたるもので、不動産の所在や大きさ等の「概要」についてと、所有者は誰なのかといった「権利」について、まとめられた帳簿です。

    法務局が管轄しており公的なものなので、法務局へ行き所定の手続きを行えば誰でも閲覧可能になっています。物件の見学時点ではそんなに見る機会は多くないものですが、契約まで進む場合には確実に見ることになりますので簡単にご紹介していきたいと思います。


    (2)どんなことが書いてある?

    今まで見たことがない方は結構驚かれるのですが、先ほど触れた「権利」についての項目はそれなりに詳しいことが書いてあります。

    ・所有者の「氏名」と「住所」
    まず所有者の「氏名」と「住所」は確実に書かれています。

    ・「抵当権」も
    その上で、住宅ローンを使って購入している場合、銀行が万が一返済できなくなった場合に備えて「抵当権」という権利を書き込んでおり、そこには「どこの銀行から」「いくら借入れしているか」まで記載されています。

    これについてはちょっと恐いとおっしゃる方もいますが、国の制度である以上、恐らくそう簡単には変わることは無いと思いますので、せっかくであれば活用していく方向で話を進めましょう。




    (3)絶対に登記簿で確認すべきこと

    慣れると登記簿謄本から読み取れることは多くて奥が深いのですが、ここでは絶対に確認すべき2点だけお伝えしておきたいと思います。

    1.借入額が物件価格を上回っている可能性が無いか?

    2.「差押え」「競売」「仮登記」等の文言が無いか?


    1.借入額が物件価格を上回っている可能性が無いか?
    「1」については、借入額が物件価格よりも低いのであれば全く問題ありません。

    しかし、もしも上回っている場合は注意が必要で、購入時に支払う代金だけでは残りの借金を完済できない可能性が浮上します。この場合は、以下の3点を追加で確認するようにしましょう。
     
    (1)契約をする場合に手付金は「0円」または「ごく少額」で良いのか?

    (2)売主様側に完済の為の用意はあるのか?

    (3)借りている金融機関に話は通っているのか?



    2.「差押え」「競売」「仮登記」等の文言が無いか?
    「2」については、いずれのパターンも売主様が金銭的に困窮している可能性があります。

    中には予期せぬトラブルを抱えているケースもある為、なにか懸念されることが無いか確認をしながら取引を進める必要があります。

    最も起こり得るパターンとしては「各種支払い金の滞納」で、固定資産税や、マンションであれば管理費・修繕積立金等の支払い義務を満たしていない可能性があります。
    実際に滞納がある場合は引き渡し時点で解決しておく必要がありますので、どのように解決するのか、お金を売主様に支払ってしまう前に確認しなければなりません。

    上記に書かせて頂いたケースに該当する場合は、どうしても少し込み入った話になって参ります。
    もしも該当するようであればもちろんご説明させて頂きますが、ご不安であればお気軽にご相談くださいませ。



     




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    次回は、「地番・住居表示」からです。


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