不動産コラム「家を売るという事」Vol.32①「買取に適している物件」②「騙されてる!?仲介業者と買取業者の関係」 | センチュリー21グローバルホーム
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不動産コラム「家を売るという事」Vol.32①「買取に適している物件」②「騙されてる!?仲介業者と買取業者の関係」
【買取に適している物件】
前回に引き続き買取の話をしていきます。
今回は買取に適している物件についてお話します。
買い取りが適している物件、適していない物件がありますが、売主さんと買主さんの両方にメリットがある買い取りもあります。
たとえば、次のような物件です。
・築年数が経過している物件(マンションであれば30年以上、戸建てであれば25年以上)
・火災など事故があった部屋
・室内の状態が著しくひどい(汚れている、壊れているなど)部屋
そのままの状態では買い手がつきづらく、売るためにはお金をかけて手を加える必要があるような物件です。
フルリフォームする場合の内容では、キッチン、ユニットバス、トイレ、フローリング・畳の更新、ドアなどの建具交換、古ければ給排水管の交換などです。
仕様にもよりますが、個人が3LDKのファミリー物件をフルリフォームする場合、600万円〜1000万円程度かかります。
しかし、多数の工事を発注している買取会社が行えば、リフォーム費用はもっと安くできるのです。
「築年数があまりにも古すぎて、そのままではとても売れない」という物件の場合、個人がリフォームをして売るよりも、買取会社に現状のまま売ってしまった方が有利なことが多いのです。
【騙されてる!?仲介業者と買取業者の関係】
買取業者に依頼する場合のほとんどが、仲介会社を通して、依頼します。
仲介を通すと【仲介手数料】がかかりますが、買取業者に直接依頼すれば【仲介手数料】ががかかりません。
これだけ聞けば、買取業者に直接頼んだ方がいいように見えますが、ここでどの買取業者に依頼すべきか悩むと思います。
そもそも買取業者は露出自体が少なく、探すのは容易ではありません。
また各社ごと得意な物件、苦手な物件があり、同じ物件でも2割以上金額が変わるケースもございます。
仲介業者は複数の買取業者とコネクションがある為、一番良い条件の業者をご紹介することが可能です。
その為、仲介手数料がかからないというだけの理由だけで、ご自身で買取業者へ直接依頼するのは、ご経験が少ない一般の方々ですとリスクがあります。
その為、仲介会社を通して依頼するのをお勧めします。
只、仲介を通して買取を依頼する際気を付けてほしいのは、【本当にその条件が一番良いのか?】ということです。
例えばAさんがある仲介会社に売却を依頼していたとします。
Aさんは借金の返済をするために、不動産を現金化する必要があり、返済の期日も迫ってきています。
中々売却できず、期間が迫ってきたところで仲介会社が3000万円で買取ができると提案してきました。
当初の希望より安くはなりましたが、借金の返済をできる金額だった為、Aさんは3000万円でご契約をしました。
ここまではよくあるケースですが、本当に3000万円が一番良い条件だったのでしょうか。
実際はそれ以上の金額が出ていて、仲介会社が故意に情報を操作しているケースが実際にあります。
仲介会社は差額分を自分の利益としているからです。
実際に差額分を丸ごともらう場合や、買取業者が再販売するときに仲介に必ず入れてもらうよう予め取決めをしている等、様々なケースがあります。
もちろん全ての仲介会社が行っているわけでは無く、誠心誠意買取を提案してくる仲介会社が大半です。
只、実際に大手不動産仲介会社でも行われていることもあり、仲介会社の提案をすべて鵜呑みにするのはリスクが高いと言えます。
売却活動をする際は、一般の方向けの相場と買取の相場を把握したうえで始めることが、失敗しない不動産売却の一歩です。
当社でも売却のご相談承ります。
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