不動産コラム「家を売るという事」Vol.18①「間違った不動産会社の選び方」②「レインズを知れば不動産業界が見える」 | センチュリー21グローバルホーム


  • 不動産コラム「家を売るという事」Vol.18①「間違った不動産会社の選び方」②「レインズを知れば不動産業界が見える」





    【間違った不動産会社の選び方】
    インターネットの情報を見ていると、さまざまな不動産会社の選び方が紹介されています。正しいものもありますが、中には一昔前の選び方が書かれているものもあります。時代によって不動産会社の選び方も変わっていきます。
    ここではまず、これまで「常識」とされてきた不動産選びの方法について考えていきます。
    ① 大手の不動産会社の方が 、小さな不動産会社より情報を持っている
    昔は確かにそうでしたが、現在は「レインズ」があるため、会社の規模だけで情報量を判断することはできなくなりました。確かに大手は表に出していない自社の事例を持っていることがありますが、それだけで大手のほうがすぐれているとはいえなくなりました。
    ②宅建免許の更新番号が大きい方が歴史があっていい不動産会社
    宅建免許の更新番号とは、その不動産会社がこれまで何回免許を更新しているのかを示す数字です。昔は3年に1度宅建免許の更新を行ない、営業を継続していました。
    しかし、現在は、この更新も5年に1回となっています。例えば免許番号が「東京都知事(7)第 0000 号」となっていた場合、( 7 )の部分が免許を更新した回数です。
    よってこの番号が大きければ大きいほど、長く不動産業を行なっているということになります。
    このため、この数字を見れば、「長くやっているか新参者か」は、簡単に見分けることができます。
    免許番号が(1)でであれば創業5年以内の会社です。
    確かに長く続けている会社は信用があるとは思いますが、創業したばかりの不動産会社でも、いい仕事をしてくれるところがたくさんあります。
    反対に、古い不動産会社で、体質も古いままということもあるのです。
    免許の更新番号はあくまで参考と考え、もっと本質的な部分で不動産会社を見極めてください。
    ③駅前にある不動産会社がいい
    これも一概にそうであるとは言えません。
    なぜなら、ご自宅の売却の売却を山奥の不動産会社に依頼したとしましょう。その不動産会社が①でご説明した「レインズ」に物件情報を登録します。
    すると、駅前の不動産会社のところに来た買主さんにちゃんとご自宅が紹介されます。これは極端な例ですが、駅前の不動産会社に売却を依頼しなくても、ちゃんと情報は届くのです。不動産会社の位置は参考にならないと考えて良いでしょう。

    【レインズを知れば不動産業界が見える】
    レインズとは、Real Estate Information Network System の頭文字をとったもので、全国 4 つの公益法人によって運営されている不動産物件情報交換のためのコンピュータネットワークシステムのことです。不動産業界が大同団結し、不動産の購入・売却を考えている全国の不動産会社 ・顧客に安心できる情報を提供することを目的として 1990 年に作られました。そして現在、このレインズが不動産流通の中核を担っています。
    なぜなら、ほとんどの不動産会社 がレインズに参加しているからです。個人の住宅仲介を行なう不動産会社であれば、ほぼ100%が加入しているといえるでしょう。インターネット上には、物件情報を提供するホームページがあります。それと同様に物件情報を提供するレインズですが、他のホームページとは大きく違うところがあります。
    それは「登録している不動産会社 しか物件情報を見ることができない」という点です。
    よって、一般の方々はレインズの情報を見ることはできません。レインズでは、現在不動産会社不動産会社が売りに、貸しに出している物件情報が見られます。
    また、過去の成約事例なども提供されています。このレインズの登場で、不動産業界の地図は大きく変わりました。レインズに登録することで、会社の規模とは関係なく膨大な情報を扱えるからです。不動産の売却を依頼された不動産会社は、レインズに物件情報登録します。
    すると翌日、翌々日には、レインズに加入している不動産会社のもとに「新着物件」として情報が届きます。
    それを見た他の不動産会社は、自分のお客さんにその新着物件が合いそうであれば、売りに出した不動産会社から物件の資料を取り寄せます。
    そして、取り寄せた物件情報を自社のお客様に提供します。
    また、店頭や電話で「こんな家を探している」と依頼を受けた不動産会社は、お客様の希望に該当する物件が売りに出されていないか、まずレインズで検索するのです。
    自社に直接売主さんから依頼されている物件で、依頼者にぴったり合うものがあればいいですが、そう簡単にはいきません。
    そこで、レインズにアクセスして物件を探すのです。お客さんの希望に該当する物件があれば、売却を依頼されている不動産会社に連絡して物件の問い合わせをした後、お客さんに紹介します。
    また、チラシやホームページに掲載すると反応が高そうな物件であれば、レインズで情報を見た「売却を依頼した以外の不動産会社」のチラシやホームページ、店頭に物件を掲載することもあります。このことからわかるように、レインズは不動産業界の流通の中心にあります。レインズに登録することで、ほとんどの不動産会社不動産会社と情報が共有できるのです。
    よって大きな不動産会社に売却を依頼しても、小さな不動産会社に売却を依頼しても「物件情報の広がり」は同じといえるのです。レインズが不動産業界の流通の中心にある今、会社の規模だけでは不動産会社不動産会社選びはでき選びはできません。
    こうした不動産業界の流通の背景をつかみながら、どんな不動産会社に売却を依頼すればいいのか考えていきましょう。

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