不動産コラム「家を売るという事」Vol.12①「自分で相場を調べる時の注意点」②「不動産会社の相場の調べ方」 | センチュリー21グローバルホーム
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不動産コラム「家を売るという事」Vol.12①「自分で相場を調べる時の注意点」②「不動産会社の相場の調べ方」
【自分で相場を調べる時の注意点】
前回自分で相場を調べる方法についてご説明しました。
只、不動産売却の経験が少ないと、その情報だけでは判断を誤る可能性があります。
今回は、自分で相場を調べる際の注意点について、まとめました。
①あくまで参考と考えること
不動産は個別性があります。階数・向き・間取り・道路が変われば、1 ㎡当たりの単価も変わります。内装の傷み具合もいろいろです。あくまで参考と考えましょう。
②成約価格ではないこと
チラシやネットで拾えるデータは、「売り出し価格」であり「売れた価格」ではありません。
また、売りに出した「売主さん の状況」もいろいろ。急いで売りたい人もいれば、ゆっくり高めに売り出す人もいます。売り出している価格から、大幅な値下げをして売却をしている可能性もあるので、売り出し価格に固執するのは失敗の原因です。
③情報の鮮度に注意すること
チラシやネットで探した情報の鮮度が大切です。調べたら5年前のデータだったとなれば、その価格を参考にすることは危険です。5年あれば、価格が 20% 程度動くことは、ざらにあります。最近の情報かどうか、情報の鮮度にも気をつけましょう。
④不動産会社 への対応に気をつけること
参考価格を調べた後、不動産会社 に電話するときに「私が調べたら○○○○万円ぐらいだった」という方もいらっしゃいます。あまりその価格にこだわって、不動産会社不動産会社に「うるさい客だな」と思われて、協力を得れなくなる可能性もあります。
判断材料の1つ程度と考えてください。
このように、今の時代不動産会社とほぼ同等の情報を持つことができますが、その情報を正しく活かさないと意味がありません。全て不動産会社に任せてしまうのも危険ですが、自分が集めた情報ばかりに固執してしまうのも、同じくらい危険です。双方バランスよく情報を仕入れ、ご判断の参考にしてください。
【不動産会社の相場の調べ方】
前回一般の方でもできる相場の調べ方をご紹介しました。
只、とはいっても、得られる情報は、プロとはどうしても差があります。
取引事例比較法で査定をするとき、プロがよく利用するのが不動産流通機構の「レインズ」です。
レインズでは、実際にいくらの価格で取引されたかを知ることができますが、プロである宅地建物取引業者しか見ることができません。不動産流通機構が、「情報を公開して、不動産取引を円滑にしよう」ということでつくったもので、どの不動産会社もすべて同じデータを見ています。オンライン上で、どの不動産会社はどの物件を売却しているか、さらには成約価格まで確認することができます。基本的に不動産会社は、この成約価格を参考にご自宅を査定しています。レインズは宅地建物取引業者であれば誰でも見ることができ、プロと消費者との情報格差となっていると言えます。それを回避するために、レインズに掲載されている成約事例の一部を公開するシステムがあります。(あまり知られていませんが…)
2007年から実施されている「レインズ・マーケット ・インフォメーション」http://www.contract.reins.or.jp/) ですが、実際のレインズで見られるような正確な住所やマンション名等が特定できないため、さほど利用されていないのが現実です。プロと消費者が得る情報の違いは、どんなビジネスにもあると思います。
しかし、不動産は金額が大きい為、情報格差によって消費者が受ける不利益が顕著です。
その為、知識武装をし、自分自身であるていど相場観を持つことが自己防衛として必要となってきます。
当社でも売却のご相談承ります。お気軽にご相談下さい!
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